診療案内

・窓口でお支払い、銀行振込、クレジットカード(VISA,Master,JACCS,JCB,Amex,Diners)に対応しております。


・受付時にマイナンバーカードを提示いただければ、限度額認定証が不要になります。


一般外来

急性疾患
かぜ、扁桃炎、気管支炎、肺炎、胃腸炎、膀胱炎 等

慢性疾患
生活習慣病(高血圧症糖尿病脂質異常症)、認知症、貧血、便秘症、頭痛、摂食・嚥下機能障害 等

心疾患
狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈 等

呼吸器疾患
慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、咳喘息、ニコチン依存症(禁煙外来)睡眠時無呼吸症候群、肺癌 等

消化器疾患
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃癌、大腸癌、腸閉塞(イレウス)、慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝、胆嚢炎 等

骨関節疾患
変形性関節症、脊柱管狭窄症 等

各種検査 

  • レントゲン 
  • CT 
  • 心電図 
  • 24時間心電図:要予約 
  • 呼吸機能検査 
  • 呼気NO測定(気管支喘息、咳喘息に対する検査) 
  • 血圧脈波検査(ABI) 
  • 骨密度測定
  • 胃内視鏡検査(胃カメラ):要予約、緊急時は当日行うこともあります 
  • 大腸内視鏡検査(大腸カメラ):要予約 
  • 睡眠時無呼吸症候群検査(簡易型):要予約、外来にて検査機器をお渡しし、自宅で検査を行います 
  • 睡眠時無呼吸症候群検査(終夜睡眠ポリグラフ検査):要予約、一泊入院で行う精密検査です。 
  • 頸部超音波検査
  • 腹部超音波検査 
  • 心臓超音波検査:要予約

健康診断 

  • 一般健診/予約不要。 
  • 協会けんぽ健診/予約不要。受診券をお持ち下さい。 
  • 雇入れ時健康診断/予約不要。 
  • 小松市特定健診・長寿健診・がん検診/予約不要。受診券をお持ち下さい。

予防接種 

インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、風疹ワクチン、麻疹ワクチン、日本脳炎ワクチン、B型肝炎ワクチン 等。

 原則予約ですが、インフルエンザワクチンに関してはかかりつけ医にご相談ください。


自由診療 

  • 新型コロナウイルス抗体検査 
  • AGA男性型脱毛

主な疾患について

認知症

 日本はすでに超高齢化社会に突入し、2025年には認知症患者は全国で700万人を超えるとも言われています。認知症はもはや他人事ではなく、誰にとっても身近な疾患になっているということです。 

 認知症とは、記憶障害をはじめとした、様々な脳の機能低下により、社会生活や日常生活がこれまでのようにうまくできなくなった状態をいいます。この際、せん妄などの意識障害やうつ病などの精神疾患がないことも診断の要件になります。 

 当院には認知症サポート医が在籍しており、認知症の診断、治療はもちろんのこと、ご家族への助言、地域包括支援センターやケアマネージャー、その他専門職との連携を行っております。また、必要に応じて、認知症専門医療機関との連携も行っております。お気軽にご相談ください。 

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ニコチン依存症(禁煙外来) 

 禁煙外来とは、禁煙を目指すための専門外来のことで、禁煙指導や禁煙補助薬による治療を行います。2006年4月より禁煙治療に健康保険が使えるようになり、一定の条件を満たせば健康保険が適用されます。これは、喫煙は単なる習慣ではなく、ニコチン依存症という病気であるという判断のもと、保険診療で禁煙治療を行うということです。  

 以下の条件に全て該当した場合に、保険診療で禁煙治療を行うことができます。 

  1. ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と判定される。 
  2. 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上になる。 
  3. すぐに禁煙することを希望している。 
  4. 禁煙治療についての説明を受け、治療を受けることを文書により同意している。 

 治療期間は12週間が基本で、その間に5回診察(初回、初回から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後)を受けることになります。診察毎に一酸化炭素濃度測定を行い、離脱症状の確認や対処法などをカウンセリングしながら治療を進めていきます。 

 治療にかかる費用は、3割負担の場合、約2万円です。市町村による禁煙治療費用助成制度がある場合もありますので、ご確認ください。 

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睡眠時無呼吸症候群 (SAS; sleep apnea syndrome)

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に無呼吸を繰り返すことで、様々な合併症を起こす病気です。空気の通り道である、上気道が狭くなることが原因です。首まわりに脂肪が多く沈着すると上気道は狭くなりやすく、肥満と深く関係しています。扁桃肥大、舌が大きいことや、鼻炎・鼻中隔弯曲といった鼻の病気も原因となります。あごが後退していたり、あごが小さいことも原因となり、肥満でなくてもSASになります。症状としては、いびき、夜間に何度も目覚める(中途覚醒)、夜間の頻尿、熟眠感の欠如、日中の眠気や起床時の頭痛などを認めます。

 SASでは高血圧、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こす危険性が約3~4倍高くなり、特に、重症例では、心筋梗塞、脳梗塞といった心血管系疾患発症の危険性が約5倍にもなります。しかし、治療を行うことで、健常人と同等まで死亡率を低下させることが明らかになっています。

 SASが疑われる場合は、携帯型装置による簡易検査や睡眠ポリグラフ検査(PSG)にて睡眠中の呼吸状態の評価を行います。PSGにて、1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせた回数である無呼吸低呼吸指数(AHI)が5以上であり、かつ上記の症状を伴う際にSASと診断します。

 重症度:AHI 5~15=軽症、15~30=中等症、30以上=重症

 治療としては、AHIが20以上で日中の眠気などを認める場合は、経鼻的持続陽圧呼吸療法(Continuous posi-tive airway pressure:CPAP)が標準的です。CPAPはマスクを介して持続的に空気を送ることで、狭くなっている気道を広げる治療法です。また、軽症の場合は、下あごを前方に移動させる口腔内装置(マウスピース)を使用して治療することもあります。当院では、検査から治療まで一貫して行うことができます。お気軽にご相談ください。

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高血圧症(こうけつあつしょう)  

 年齢を重ねると全身の血管は徐々に柔軟性を失い(動脈硬化)、血圧が上がりやすい状態になっていきます。これに、肥満、塩分の取りすぎ、ストレス、喫煙などの血圧を上げる因子が加わり、高血圧を引き起こします。高血圧の状態が続くと血管がダメージを受け、動脈硬化がさらに進み、高血圧の悪循環に陥ってしまいます。  

 高血圧は、脳卒中や脳梗塞、狭心症や心筋梗塞と言った脳心血管病の発症と関連しており、40歳以上の日本人においては、血圧が高くなるほどこれらの疾患で死亡するリスクが高いと言う調査結果があります。  

 正常の血圧は120/80mmHg未満とされ、病院で測定する場合は140/90mmHg以上、家庭で測定する場合は135/85mmHg以上で高血圧と診断されます。ただし、血圧は緊張など自律神経の影響を受けるため、朝測るのであれば起床・排尿後、夜に測るのであれば就寝前に、1-2分程度座って安静にした後に測定することが推奨されています。また、一度の血圧で判断せず、数日間の平均値で判断するのが良いでしょう。  

 高血圧の治療は生活習慣の改善が第一ですが、脳心血管病リスクが高い場合や生活習慣の改善で血圧の低下がみられない場合には、お薬での治療が必要となります。  

 高血圧は自覚症状に乏しい疾患ですが、血圧が120/80mmHgを超えた時点で生活習慣を見直し、生活習慣に気をつけているにも関わらず血圧高値が続く場合には、放置せずにご相談ください。 

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糖尿病(とうにょうびょう)

 血糖値を下げるホルモンであるインスリンの作用不足で高血糖状態となる代謝疾患です。高血糖状態が続くと、喉の渇き尿量の増加、体重の減少、疲れやすさが出現するため、これらの症状を認める場合には糖尿病の可能性があり、注意が必要です。  

 糖尿病には、インスリンを分泌する膵臓の細胞が壊れることで起こる1型糖尿病(主に若年で発症します)と、インスリンの分泌低下やインスリンに対する抵抗性が生じることで起こる2型糖尿病(主に中年以降に発症します)があります。  

 糖尿病の診断は、血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値を組み合わせて行います。  

 1型糖尿病ではインスリンの分泌が足りないためインスリンの注射が必須ですが、主に中高年で発症する2型糖尿病では、遺伝的要素や生活習慣など様々な要素が関係しているため、病態に応じ食事療法や運動療法、薬物療法などを行います。病歴が長くインスリン分泌能が低下してしまった症例や、感染症や急激な糖分摂取により一次的に血糖が異常高値を呈した場合にはインスリン療法が必要となる場合があります。  

 糖尿病を治療せずに放置した場合には、3大合併症と言われる、網膜症(視力の低下)、腎症(腎臓の機能が低下し、最終的には透析が必要となる)、神経障害(足の感覚・運動障害や自律神経障害)の他、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気を発症することがあるため、血糖値が高い場合(空腹時の血糖値が110mg/dL以上)や糖尿病を疑う症状があるときにはご相談ください。  

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脂質異常症(ししついじょうしょう) 

 血液中のコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)の代謝に異常を来した状態で、動脈硬化の原因となる病態です。  

 コレステロールには動脈硬化を引き起こす悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と余分なコレステロールを回収する善玉コレステロール(HDLコレステロール)があり、悪玉コレステロールが増加する以外にも、中性脂肪(トリグリセライド:TG)が増加したり、善玉コレステロールが減少することでも間接的に動脈硬化が引き起こされます。かつては「高脂血症(こうしけっしょう)」と呼ばれていましたが、善玉コレステロールのみが低下する病態も含まれるため、「脂質異常症(ししついじょうしょう)」に名称が変更されました。  

 脂質異常症には以下の3つのタイプがあります。 

 ○低HDLコレステロール血症 … HDLコレステロール(HDL-C)が40mg/dL未満  

 ○高LDLコレステロール血症 … LDLコレステロール(LDL-C)が140mg/dL以上(但し、年齢や喫煙、既往歴、家族歴などによりリスクが変わるため、コントロール目標は低リスク群の160mg/dL未満から高リスク群の100mg/dLまで幅があります)

 ○高トリグリセライド血症 … トリグリセライド(TG)が150mg/dL以上(空腹時以外の採血では175mg/dL以上)

 これらのうち、いずれかと診断された場合には治療が必要となります。  

 治療の基本は生活習慣の改善(禁煙、食事療法、運動療法)ですが、生活習慣の改善のみで数値が正常化しない場合にはお薬での治療が必要となるため、健康診断で異常値を指摘された場合には放置せず、ご相談ください。 食事療法の一環として、栄養指導を受けることもできますので、お気軽にご相談ください。 

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